千原兄弟「15弱」

千原ファンのあさちゃんに誘ってもらったものの、6000円(!)という高値チケットに二の足を踏んだライブ。高いよ…!
優しいあさちゃんがDVD貸してくれました。ありがと。


コントが「15弱」入ってる、ということで14本(正確に言うともうちょっと多い)。
副音声でジュニア氏*1も言ってましたが、かなり「核」だけのコントもあるので、短っ!という印象のものも混じってます。


私が一番好きだったのは、「Yの新しいやつ」。
タイトルもイカしてますけど(笑)、ジュニアのお医者さんがものすごく楽しそうに流暢に喋るので、それが見てて楽しいというか。コーラックピンクの携帯欲しい。
「携帯の色のネーミングがおかしい」というところから、何故こういうコントに仕上がるのかなぁ。ものすごい飛躍。
次に好きなコントは、選ぶの難しいですけど「世界の未来」でしょうか。男子はこういうネタ好きだなぁ(笑)。そして「血祭り」はグッドエクスプレッションだと思います。今後使いたい。


よく分からないというか何故今あえてこういうコントを…と思ったのは、「伯°爵様」「有限会社ダイトー」とか。「罪と罰」まで行くと正直何が言いたいのやら全然分からなかった(笑)。
罪と罰」は、ジュニア氏の頭に浮かんだ絵を忠実に映像化したコントだと副音声では言ってましたが…。


ジュニア氏っぽいなと思ったのは「矢ザラリーマン」「マスカ!?」。
「コイツ」は宮川大輔氏が元ネタだった*2とは!これよくシングルカットしてるからジュニア氏が綺麗に書いたんだと思ってた…。
「通夜通夜通夜通夜通夜」もジュニア氏っぽいかなぁ。お葬式好きじゃないですか、彼は。


「お蟹様サポートセンター」「ナイトラウンジ美鈴」「しょけいだい」「副賞として」は、結構ありそうなコントだと思いました。普通に面白いです。別にひねくれたところもなく。オチも素直な。
「お蟹様」は、蟹が最後にぶわーっと泡吹くところが気持ち悪かったです…。あれは何?怒りの最上級?


「このライブ高いなー」と思うと、大体舞台装置や小道具にお金が行ってるもんですが、「しょけいだい」とか「虫酸〜MUSHIZU〜」とか見たらそりゃお金かかるわ(涙)という感じでした。「虫酸〜MUSHIZU〜」のあのサングラスのセット要るかなぁ…斬新ではあるけど…。
蟹もすごくよく出来てた。気持ち悪いぐらいだった。
「有限会社ダイトー」のシュレッダーなんかも中までちゃんと作ってあって感心しました。けど実際舞台で見ただけじゃあれ気づかないだろうなぁ、なかなか…。


という感じでした。
「マスカ!?」に女性が一人出てくるのと、「黒子」に黒子が大勢出てくるの以外は純粋に二人だけでやってるという大変そうなライブでした。
副音声は、(お兄ちゃんがいないという不満はあるものの)ジュニア氏がどうやってコントを作り上げてるのかが垣間見えて興味深かったです。「一旦出来たところで『ホンマにこれでえぇか?』と一度疑う」という話なんかは特に。

*1:副音声、お兄ちゃんいなかった…(相手は構成作家の松本氏)。酷い…。

*2:原案代として2万円払ったそうな。