「モンスター」
- 出版社/メーカー: 松竹
- 発売日: 2005/05/28
- メディア: DVD
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物語は実話に基づいた女性の連続殺人犯と、その恋人(女性)のお話。当時「こちトラ自腹じゃ」で取り上げられてたのを覚えてます。
見る前はもうちょっと抵抗あるかなと思いましたけど、シャーリーズ・セロンがどう見ても男(…)なのでそれほど不自然でもなく。
クリスティーナ・リッチはすごく良かった。
二人とも小太りで、なんつーか安っぽいモノに囲まれた安っぽい舞台で、ものすごく見てて胸が苦しくなりました。
周りの言うことは正しいけれども、正しいだけじゃ生きていけない人たちもいるわけで。
リッチは目力がすごく、あんな可愛いものにあんな非難がましい目で見上げられたら、本当に泣きそうになるなと思いました。
こういう連続殺人を犯す人のほとんどは幼少期に何か事件に巻き込まれていて、周りに大事にされずに育った人に自尊心を持てというのが無理な話で、何故周りの大人に報いが行かずに本人が傷つかないといけないんだー!!と本当に不憫。
犯罪自体はもちろん許されることじゃないですけど、女性の身体を買う男の人がゼロなら被害もゼロだったわけで。
いろいろ根深い問題を考えさせられる映画でした。