東京03単独ライブ「夏下手男」

東京03単独ライブ「夏下手男」@恵比寿エコー劇場
個人的には約一ヶ月半ぶりのライブで、旅行出発前日に準備何もしてない状態で無理矢理行きました。
東京03のライブとしては、第一回単独の「トリオザサンシャイン」に行って結構面白かったんですが、その後タイミングが合わずそれ以来になってしまいました。
DVD化する予定らしいので、以下たたみます。



結論から言うと、すごく面白いライブでした。
かなりシンプルな作りで、構造としては「コーティングはかなり薄いけど、それぞれのコントにものすごくしっかりした大きな核がある」。
なので、分かりやすく笑いやすい。
そして帰りにあさちゃん達と話してたんですけど、「東京03は言い方」(笑)。
ものすごく言い方が巧い!言い方ひとつであんなに面白く仕上がるなんて!という感じです。
力がないと出来ないですよ、あんなシンプルコーティング。


私が一番好きだったのは、サングラスのコントでした。
もうとにかく角ちゃんが不憫だ!!あんなに言わなくても!!という感じでした(笑)。
おしゃれなんて冒険なんだよ!無難にまとめてる人に他人のファッションに口出しする権利ない*1って中村うさぎ先生も言ってたよ!(←脱線)
しかし本人を傷つけようともハッキリ口にする飯塚氏が優しいのか、おかしいと思ってても何も言わない豊本氏が優しいのかは意見が分かれるところでしょうね…。
あのサングラスもちょうどいいサングラスだったなー。大きめだったし(笑)。


最後のファミレスのネタも角田氏が不憫でした。
あれは角田氏に軍配だろ!!飯塚氏が図々しいんだよ!レフリー何か言ってやれよ!って思って見てました。


とにかくひとつのコントに必ず一箇所笑ってしまうフレーズがあって、やられてしまいました。
最初の熱血教師のコントも、豊本氏が言った「角田先生のキャラクターが飽きられたからじゃないんですかっ!」というすごい憎たらしい言い方がハマってしまい、笑ってしまいました。
うっとうしい角田氏のバイト仲間のコントは、「たこウィンナーさん」が面白かった。理屈として通ってるもんな…。
そしてああいう人はホントにいるよ。どこにでも(笑)。


熱血教師のコントや告白のコントは構成がすごくよかったです。
告白のコントは本当に「迷い」というものの本質を突いてたと思う(笑)。
「押せよ!!」って言いたくなることあるもんなー
迷ってる自分に腹立ってるうちに、自分の周りにも腹立ってくるというか。


温泉のクレームコントとストップウォッチのコントは少し長めだったように感じました。
クレームコントは全体的にゆったりしてたし。ただ、ここで初めて豊本氏がネクタイにシャツという姿(添乗員役)で出てきて、あーやっぱりこういうカッコのがいいなーと思いました。
ただあの胴回り!!(笑)
私の知ってる豊本氏じゃない!ものすごい寸胴になってたー。ある意味すごいショックでした。
みんな大人になるのだなー(違)。


映像は全般的に意図がよく分からなかったです…。
広辞苑ゲームは面白そうでしたが、黄色いハンカチはあんなに昔に付き合ってた男の人からあんな手紙が来たら迷惑以外の何物でもないだろ!と思いました*2。ひどい茶番だよー(笑)。
夏下手音頭はとにかくニイルセン氏の絵がすごかったです。巧すぎる…!あんな質素な筆遣いでよくあんなに似た似顔絵が描けるな!!天才だよ!*3と思いました。


というわけで、とても面白かったです。見てない方はDVDで是非どうぞ。
ただあの角田氏のテンションは生じゃないと威力ないのかなーとも思います。
テレビだとあんまり伝わってこないもんなぁ、東京03の面白さ。


あ、あと客席には18KINの大滝氏と飛石連休の藤井氏がいらっしゃってました。というか席間近だったんですけど(笑)。
大滝氏の低い笑い声が響くー。てか有名人が近くに座ってると「そこで笑うのかー、そういうのが好きなのかー」と思ってしまうのを止められません。困った。
アンタッチャブルの山崎氏は二階にいたのがちらりと見えました。二階っても狭いあのスペースですが。

*1:これは私も反省…。ただ私は本人に向かっては何も言わないよー。

*2:自分に置き換えたらかなりゾッとする。

*3:エンディングロールまで名前が出てこなかったですけど、絶対彼の絵だと分かりました。巧すぎるもの。