「エレ片OMOSHIROライブ vol.1 東京」

ラジオレギュラー開始に合わせてエレ片ライブを毎月やります…ということらしく、その一回目*1


いろんなところでもう書かれてますけど、エレ片の「片」、つまり片桐氏が一時間遅刻。
遅刻というより、正確には映画の仕事とダブルブッキングだったのですって。
その穴を埋めるために、バカリズムの升野氏がパーマのカツラと眼鏡をかけて片桐氏に変装してくれてました(涙)。いまや売れっ子なのにー!


ライブの開演時間の時点で成田にいる片桐氏にドッキリをしかけよう!ということで、お客さんを巻き込んでのドッキリが行われました。
片桐氏が急いで会場入りしたところで、代表のお客さんが「もう皆帰っちゃいましたよ!どうしてくれるんですか!」と詰め寄り、傍らには泣き崩れるお友達、「チケットの払い戻ししてほしいんですけど…」と要求する男性、「片桐いたぞー!殺せー!」と追いかける群衆…という設定で。
その設定とか練習とか台詞選びとかで前半一時間ぐらい潰れてました(笑)。
片桐氏にぶつける台詞選びでは、「役者よりお笑いを大事にしてください!」「ガンダムよりお笑いを大事にしてください!」「何笑ってるんですか!笑わせることも出来ないで!」等、ダメージ大の台詞のオンパレード。
升野氏は、片桐氏役として練習台にされてました。気の毒*2


トゥインクルの社長的な人(片桐氏談)のバイクの後ろに乗って成田からすっ飛ばしてきたという片桐氏が到着してドッキリが一通り行われ、ちょっとだけトークした後、やっとオープニング。
「このまますぐコントやるの!?無理だってー!」と弱音を吐く片桐氏。現場でリハやらないなんて考えられないそうです。
結局コントはバカリズムが一本ちゃんとした本ネタをやって、エレ片ではピアノ教室と片桐大統領をやってました。てか遅刻じゃなかったら何をやるつもりだったのか気になる…。


結果的には、私個人はエレキコミックを見に来たのでそうでもない*3ですが、片桐氏を見に遠くから来た人は今回のダブルブッキングはどう思われたんでしょうか…。
演者的にも「出演者三人のうちの一人が遅刻」は致命的なことだ、という意識はあったと思いますが、もともとは事務所の不手際(かライブをナメてるかどっちか)が原因なわけで、そのリカバリを何故エレキがしなければいけないのか、正直エレキファンとしては複雑です。
今後は絶対あってはいけないことだと思いますけど、そのリカバリとしてはエレキコミックは実に見事に処理できたわけで、そこはものすごく評価に値すると思います。
やつい氏頑張ってたなー。
もっとみんな褒めてー(笑)。ホント遅刻をあそこまで面白く料理してくれたら、気持ちよく笑っちゃうよー。


あと、一応お詫びの品として、片桐氏から香川の讃岐うどん*4がお客さんに配られました。
…何もないよりはもちろんいいがー、やっぱり確信犯なんじゃんーと余計複雑。はぁ。


エレキコミックとしては、今立氏の服装が以前の今立氏っぽく逆戻りしていたのがいい感じでした。ついこの間までの「なんかオシャレがんばってる」という感じが消えてたというか。太いボーダーだー、色の抜けたジーンズだー、と見てました。あ、靴見るの忘れた(笑)。
今回のお気に入り台詞は、「ビッグイシューの傍らに」と「ガラスがあるんだ、ここに」でした。
ただ、一番素直に笑ったのはエレ片みんなの歌だったかも(ガンダムなごり雪)。片桐氏の替え歌には弱いわー。
バカリズム升野氏は、きっちり本ネタをやってくれました。う、嬉しい。そしてありがたい。エンディングで「(ライブとして)こんなんでいいの?エレ片はいつもこういう感じなの?」と驚いたままの升野氏に、「いい事務所でしょ?来る?」と笑うトゥインクル所属の三人。
「…モノホンじゃないですか」とは最後の升野氏談。…そうですね、ある意味ね…。


とにかく今後はもうこんなことがないようにして頂きたいー!
てか事務所の不手際をエレキに被せないでほしい。
今まではトゥインクルは小さくてもいい事務所だと思ってたんですが、こーなってくるとは。売れるってそういうことなのかなぁ。うーん。

*1:エレ片自体は大昔からあるんですけど、仕切りなおして数えなおしらしい。

*2:「僕はー、昔から友達のエレキコミックがー、困っているということでー、ここに駆けつけているわけです。殴られたり蹴られたりされる意味が分からない」。本当にありがたい。

*3:というかむしろこういうことが続くようならエレキだけでやるスタイルにしてほしい。もしくはエレバカ。

*4:ダブルブッキングの映画の仕事のロケ地が香川だったらしい。