美学を持つこと

「朝日」ともあろうものが。

「朝日」ともあろうものが。

最近読んだ中で一番面白かった本。
簡単に言ってしまえば、元記者の人が「朝日新聞」という巨大な会社の腐敗を描いた本。
ただ、やっぱり「美学」を持ち続けることがいかに難しいかということを考えさせられます。誰も咎めず、周りも皆やってるから…という環境で、いかに一人、道徳を守れるか。
良識が麻痺していく様子がリアルに描かれていて、背筋が寒くなります。
水は低いところに流れるし、人はぬるま湯に慣れてしまう。
巨大な組織に属している人ほど、必読かも。私は属してないですけども(笑)。
あと筆者が若手の頃過ごしてた僻地がうちの地元でビックリしました。あんなとこに入社早々放り込まれたらホントにやだろうなぁ。