「自虐の詩」

自虐の詩 (上) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)
これはあさちゃんから借りました。マンガです。
今立氏がお気に入りマンガとして名前を挙げていて、前から読みたかったのです。
(↓以下ネタバレ)
基本的に四コマなのですが、後半にどーっとシリアスなマンガに流れていき、感動的なラストが用意されてるんですけど、私はラスト以前のマンガの方が好きでした…
幸江さんがろくでなしの旦那との二人暮しを「幸せである」と認識してる状態自体が感動モノ*1で、過去の熊本さんとの友情は切ないけど結構ありがちな話だと思うんですが。
熊本さんの家の全容が最後の方のエピソードで画面に出てくるところは好きでした。あれを彼女は必死に隠してたんだなぁと思うと…ちょっとキました(涙)。


個人的には、幸江さんと旦那の力関係がいつ反転したのかが興味あるんですけど、作中では全然触れられてませんでした。
あと私、相当イジワルらしく、幸江さんが同級生と両思いだったというエピソード、かなり最後の方まで幸江さんの妄想だと思って読んでました(笑)。普通に考えてありえないだろうと勝手に思い込んでた。ホント性格悪いな、私…

*1:つまり「幸せ」というのは個人の気の持ちようだというのが前半部分で十分読み取れる。ラストはその言い直しっぽい。